記憶のかけら


□成人の日
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今年は1月11日が「成人の日」でしたね。



1月15日が成人の日だった頃の方が



特別な日って感じがした気がします。



私の「成人の日」は



一応、振り袖を着て市民会館に行きました。



ですが式典には出ませんでした。



それと言うのも同じ中学の仲間が溜まっていたら、次々と集まってプチ同窓会(笑)



100人には足りませんが、数十人の集まりになっていました。



楽しくて話が尽きず、式典が終わるまで立ち話(笑)



その後、皆で何処かに行こう!っと盛り上がったのですが



私と友人は(偶然同じ会社勤務)職場に挨拶に行く慣例に従って職場に向かいました。



顔だけ出せば任務完了なので、午後に特別な友達と原宿で待ち合わせていました。



原宿の駅で合流した着なれないスーツ姿の友人と「明治神宮」に参拝。
 


しかし、ずっとブツブツ呟く友人(笑)



「良いわね〜私も振り袖着たいっ!」



そう溢しているのは見た目がかなりのイケメンです。



彼(彼女)と出会ったのは行きつけの喫茶店。



仕事の後に待ち合わせなどに使っていた店です。



頻繁に通っていたので所謂「常連客」でバイトのウェイターも親しく話したりもしました。



ある日、いつもの様に待ち合わせていると



ウェイターの友達らしき人たちが来ていました。



一般的な男子の会話やテンションとは違う華やかな気配でした。



私たちをチラチラ見るので気にしていたところ



ウェイターがやって来て



「あのね友達なんだけれど、アナタ達とお話ししたいって言うんだけど良いかな?」
 

 
それで相席して話したんです。



おネエ言葉の「彼女ら」と意気投合して
 


その日のうちに「お友達になって?」と言われました。



特にファッション系専門学校に通っていた彼女とは気があって



とても楽しくて直ぐに打ち解けました。



お洒落が大好きで感性豊かな友達は何人いても良いです。



出会ってから直ぐに買い物や映画に行ったり女友達の様に出かけました。



そして同い年の私達は「成人の日」に一緒に明治神宮へ参拝することになったんです。



彼女との出会いは私にたくさん物を与えてくれました。



自分の感性を信じること。



美しくある為に努力を欠かさないこと。



当たり前のことだけど深いところで確り認識出来たこと。



これは今に繋がっています。



女性の身なりをせず男性の姿のまま、ありのままの姿で闘いながら生きている彼女。



私達の前では決して下品な会話をしなかった。



いつも「綺麗よ」って誉めてくれました。



状況が変化して段々と会えなくなっても



たまに会って話していると時間を忘れてしまいました。



会わなくなってから、たくさん時が流れ



今はどうしているのかな?



たくさん会わなくなった人たちが居るけれど、彼女にはいつか会えたらいいな〜




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