―天地を越えて― book

□標的18 進級
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  トマゾ。


どこかで聞いたことある。
えっと…何だっけ?



「え〜っと…神崎ちゃん?あと…黒金ちゃん!」



『よし、夜紀。こいつを殴り飛ばすことを許す。』



「OK。」




「ちょーーーっ!!!夜紀ストーーーーップ!!!!!」





ツナの制止が入り、夜紀は振り下ろしかけた腕を止め、引き下がる。
何で、止めちゃうかなぁ……
いつもだったら黒いこと言ってもやるのに。




「そーだよそーだよー!!俺、マフィア。トマゾファミリー8代目候補。内藤ロンシャン!!
よろしくねーーボンゴレ10代目っ!」




ツナはこのウザイ奴が言った言葉に驚き、静かに否定するように言葉を並べた。
だが、こいつはツナがボンゴレだって知ってる。




『夜紀、トマゾって?』



「…トマゾファミリー。

ボンゴレ2代目と、こいつらの2代目は殺り合ったんだよ。」




冷たい目でロンシャンを睨み、ツナを後ろに庇うようにして立つ。夜紀の雰囲気は緊迫したものへと変わる。
そんな夜紀に対してウザイ“これ”は暢気なものだ。




「そうだけどさーそんな睨まなくてもいーじゃん!!いーじゃん!!」




ウザイ。




『……ツナ、こんな奴無視して行こう。』



「え、あ、えっと……」




「あー!黒金ちゃんひどーい!!」





ウザイ。×2


どっか行ってよ………マジ。











その後。
こいつに会いたくがない故に応接室に閉じこもっていたらあれ(内藤ロンシャン)が学級委員長になっていたらしい。
あ、勿論改選を要求したからね、風紀委員の権限使って。(←おい。



人と関わりたくないと


何ヶ月ぶりに思ったっけ?

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