捧げ物

□臨時教師と馬鹿な生徒?
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帝国に入学した日。
辺見は源王の愛しているという叫びに対して

「うざ!てか、寒気のする冗談は、きつい!」

と、言ってあっさりと源王を振った。
でもって、源王の愛の叫びを冗談だと言う事にして、辺見は源王に極力関わらまいとした。
でも、そう言う事を言われた事が一度たりともなかった辺見は、なぜか、源王を時折、意識してしまわずにはいられなかった。
ただし、絶対に男同士はあり得ないと言い聞かせ、意識しないように気を付けた。


源王としては、冗談で済まされ、避けられるようになった事がショックで、ショックで、いつの日か、報復じみた事をしてやると心に誓った。
振られたからと言って逆恨みするダメな奴、源王。
そんな源王にある日、願ってもないチャンスが訪れた。
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