捧げ物

□臨時教師と馬鹿な生徒?
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教師をなぜかやる事になって1日目。
源王はなぜか辺見のクラスで、辺見以外に好かれまくった。
理由。源王がいい奴だから。あと、その辺の教師が教えるより教え方が上手くて授業が楽しいから。
はっきり言って、教師が天職だろと言うぐらい、教師に向いている感じだ。
ただし、辺見は源王の授業を一人サボって、ひたすら寝ている。
そして、一人だけ受けなければいけない放課後の補習さえ逃げ出した。


「辺見!俺が補修してやると言っているのに逃げ出すとはどういう事だ?」

そんな怒りに満ちた声を聞いた辺見はとりあず、何も聞かなかった事にして、さっさと学校を出て行こうとする。
源王はそんな辺見の腕を掴み、暴れる辺見を強制的に教室へと連れて行く。


「離せこの変態教師!椅子に縛った揚句、上半身裸にするとか何考えてやがる!」

と、叫ぶ辺見。
現在の辺見は、ベルトで、身体と脚を椅子に縛られている。でもって、上半身裸にさせられた。
とりあえず、手は使えるのでベルトを外そうとするが、外そうとすると源王の手が邪魔をしてくる。

「辺見、お前に足りないのは必死さとやる気だ。それが足りないからテストで19点とか情けない点数を取るんだ。」

と、源王。
辺見は、いくら臨時で教師にされたからと言っても、テストの点数を教えるのはプライバシーの侵害だと思った。

「だから、俺がやる気を出させてやる。お前が勉強を出来るようになるまで、毎日な。」

「黙れ!絶対に訴えてやる!!」

と、叫ぶ辺見を完全無視して、机を辺見の前に持って行き、鉛筆を辺見に無理やり持たせ、プリントを机の上に置いた。
辺見はプリンをと見てげ!っとなった。
全て英語で書かれている物理の問題(図を見る限り物理と思われる)っぽいものだったのだ。

「とりあえず、物理から始めるぞ。ちなみに問題は全て英語で書いてある。これぐらいの英語は読めるだろ?」

「読めるか!!お前、俺の英語の点数が36点なの知ってるだろ!!」

「そこまで英語も低かったのか。俺は欠点の国語21点、数学19点、物理4点、社会28点、美術22点、家庭科0点、保健29点、音楽−100点の点数しか知らなかったぞ。」

冷やかな笑顔を源王に向けながら源王は言った。
辺見は容赦なく点数を言われ、物凄く馬鹿を見る目で見られて屈辱を感じた。

「まったく。何をしたらマイナスの点数をとれるのかが分からない。」

「うるさい!白紙で出した揚句に悪口1000個ほど書いただけだ!それを−100点にるす方が悪い!」

「・・・・・・よし、補習の項目に礼儀も追加しよう。」

憐れむような眼で辺見を見ながら源王は言った。
辺見は同級生に憐みの目で見られて事が死ぬほど気に入らない。

「とりあえず、この問題を全部解け。制限時間は40分。始め。」

「勝手に始めるな!!」

「言っておくが、白紙なんて情けない事をしたら、それ相応の体罰を与えるからな。ほら、早くしないと時間がなくなるぞ。」

なんて怖い事を言われ、逃げられない辺見は泣く泣く問題と向き合うのだが、正直、何かいているのかさっぱり読めない。
そこで、唯一理解出来る数字を見て、何とか公式に当てはめようとするが、その公式を覚えていないので、手の付けようがない。
ただ、白紙で出して何かされるのは嫌だから、とりあず、かけたり、割ったりして、適当な数値を書いた。で、そんないい加減な解き方をしたのでかかった時間は20分程度。
結果は

「全問不正解。何と言うか、情けないな。」

と、源王にため息をつかせるものだった。
なんと言うか、源王は色々と救い難い物を辺見に感じたが、とりあえず、辺見だって頑張れば50点ぐらいは取れるようになると信じて、地道に補習をして行くことにする。

「まあ、白紙で出さなかっただけマシか。じゃあ、とりあえず、解説してやるから、しっかり理解してくれよ。」

と、言って一問一問丁寧に解説をする源王。
辺見としては解説なんて聞きたくないし、勉強自体やりたくないのだが、今、逆らったら何されるか分からないので、出来るだけ聞く努力をする。
そして、解説が続く事50分ほど。
何とか4割程度なら理解する事が出来た辺見。

「なら、もう一度物理のテストをするぞ。さっきと問題は同じだ。ただし、数値が違うから注意しろよ。時間は40分。始め。」

5分休憩した後、源王は辺見に問題を解かせる。
まじめに勉強するのが苦手な辺見だが、身の危険を感じているので出来るだけ必死になって解く。
さっきと違い、多少は理解したし、やったばかりの問題がほとんどなので、

「40点か。まあ、頑張った方なのかな?」

と、0点と言う最悪の点数からかなり進歩した点を出した。
人間、やれば出来るもんなんだなとしみじみ思う辺見。
ただ、このやり方はどうなんだろうかと思う。

「じゃあ、2回分の点が出たところで、罰ゲームタイムな。160点分点が取れなかったから、16分間好きにさせてもらうぞ。あ、罰ゲームの間暇だろうから、次の数学の問題を考えてろ。」

と、言って源王は辺見に数学の問題用紙を渡す。
無論、問題は全て英語だが、一番最初の計算問題は式だけ書いてあるので何とかなる気がした辺見。
そして、辺見が問題に気を取られている間にタイマーをセットする源王。
で、タイマーが作動すると同時に、辺見の前に跪いて、辺見の胸にある突起をぺろりと舐める。
不意に濡れた感触が胸に触れた事に驚いた辺見は声を上げる。
すると源王が

「大声出したら、罰ゲームの時間増やすからな。しっかり声を殺してろよ。それに、お前だってこんな恥ずかしい姿、見られたくないだろ。」

と、言った。
余りの事態に辺見は何がなんだか分からなくなる。
それでも、この縛られて妙な事をされている姿を人に見られるのは怖くて、源王に言われるままに声を殺した。

イヤらしい手つきで身体を弄られ、胸の突起を舌で弄ばれる。
身体が火照ってしまうほどの甘い刺激。
与えられた快楽は、思考を奪うように辺見を蝕む。
何で、自分がこんな目に遭わないといけないんだよ。
そう思ったとしても、口から零れそうになる喘ぎを抑えるためには、口を紡ぐしかない。

「あと、10分もあるのに、ここは限界そうだな。」

そんな事を言って、源王は硬くなり始めた辺見の中心をズボンの上から撫でる。
感度の高い部分を撫でられた辺見は、身体をぶるっと震わせ、小さな吐息をもらす。
すると源王は辺見のズボンのファスナーを下ろし、中から硬くなった辺見のモノを取り出して、チュッと音をたて口づける。

「あぁ。」

思わず上がる甘い声。
辺見は慌てて口を片手で押さえた。
それを見た源王は口の中に辺見のソレを口に含み、卑猥な水音を立てて吸い上げて行く。
そして、源王の熱い口の中で、舌が辺見のソレに絡みつく。
そんな真似をされて、屈辱的で、でもって、男にされているという最悪な事態に辺見は、心が折れそうだったが、それに耐え、必死に数学の問題と向き合おうとするが、まともに考えられない。
そうやって、声を上げない様にしながら、自分のされている事を感じ続けていると、源王の口の中でとうとう果ててしまい、精射してしまう。
やってしまったと思っていると、源王は辺見が出した物を全て飲み込んでから、再び辺見の胸の辺りを弄り出した。
一度、欲望を出したのに、身体の疼きが増す。
いっそ、泣けたらいいのに、プライドの高い辺見はどうしても泣きたくなくて、涙を堪えながら、もう一度数学の問題用紙と向き合う。
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