☆BLEACH☆

□修行再開
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「は?いなくなった?」

学校に来た一護たちは冬獅朗と乱菊から朱音が姿を消したことを知った。
朱音は今、尸魂界にいる。しかしそれを一護たちはおろか冬獅朗や乱菊も知らない。
それに昨夜の襲撃により冬獅朗たちと闘ってない弓親、一護とルキア以外包帯を巻いていた。
石田とチャドは来ていない。しかし大丈夫だろう。

「って、俺今日朱音に会ったぜ?」
「…は?」

一護の思わぬ言葉に自分の耳を疑う。

「会った?朱音にか?」
「あぁ」
「一護〜、どこで会ったの」

乱菊が顔を乗り出し聞く。若干顔を赤らめながら視線を逸らす。

「い、家の前だよ。朝方来たんだ。どっかに出かけるからその間よろしく♪ってさ。
朱雀も一緒だったぜ。ついでに俺とルキアの傷を治してくれた後消えちまった」
「…そうか」

冬獅朗はあごに手を置き思考をめぐらす。

(アイツ…どこへ……)
「隊長〜」
「んあ?何だ」
「これからどうするんです〜?」
「…………」
(それを俺に聞くか?)

仮にも副官の乱菊の情けなさにため息が出る。四人以外は負傷者。

「とりあえず傷を一日で治せ。その間刀との会話でもしてろ」
「分かりました」

恋次が答え、一角が頷く。すると弓親が手を挙げ冬獅朗の視線を向けさせる。

「僕たちは?」
「俺たちはまた修行だ。浦原の所にいくぞ」

学校に来た意味は?
そうは思うが冬獅朗を筆頭に教室を出て行く。すると平子が一護を掴んだ。

「おわ!?」
「悪いけどコイツはこっちや」
「一護ッ!」

ルキアが叫ぶ。一護も体勢を整え平子と向き合う。

「今てめぇに付き合ってる暇がねぇんだよ!」
「アホか。それはこっちの台詞や。
朱音に頼まれたからしゃーなくお前の修行に付きあったるゆうてんねん」
「なっ!?」
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