暝夢への誘い
□醤油派・ソース派 ☆
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食堂の大きな卓を挟んで、言い争う槍族二人と義兄弟二人。
そして間に入って、それをなだめる槍族長男と義兄弟長男…。
何故こうなったのか、状況を順を追って説明しよう。
事の始まりは朝食時、義兄弟と槍族が食卓を囲んでいた時の事。
朝食のおかずの目玉焼きを前に、馬超が発した言葉が発端だった。
馬超「やっぱり目玉焼きには
醤油だなっ♪」
張飛「醤油なんか薄味じゃねぇかよ。」
目玉焼きに醤油をかける馬超を尻目に、張飛はソースをかけ始めた。
姜維「ソースなんて味が濃いだけで、粗暴な味ですよ。」
関羽「ソースには品がないと…そう申したいのか?」
馬超に賛同し、醤油をかける姜維。その目の前でソースをかける関羽。
…要は張飛・関羽はソース派。馬超・姜維は醤油派…こう別れたのだろう。
そして今に至るのだ。