暝夢への誘い

□優しい贈り物 ◎
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「なぁ、岱。
ちょっと厠(かわや)へ…」

「姜維殿に見張って頂いてるので、厠から脱走は無理ですよ。」

「う…。(姜維の奴…あれ以来何かにつけて邪魔をっ。)」


決して姜維は馬超の邪魔をしている訳ではない。

馬超の執務が終わらないと、馬超の執務を確認している姜維の執務も進まないのだ。


「(はぁ…終わらせるしかないか…。)」


馬超は肩をがっくりと落とし、執務に専念するのだった。
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