暝夢への誘い
□優しい贈り物 ◎
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「はぁ…やっと終わったな…。」
「若君、お疲れ様。私は姜維殿の所へ書簡を届けて来ますね。
出掛けても良いですよ。」
馬超が執務から解放されたのは、もう日が傾き掛けた頃だった。今更街へ行っても、店仕舞い時。
贈り物を選ぶのには間に合わないだろう。
「(仕方ない…子竜にあげられるものは、アレしかないな…。)」
馬超は自室の奥へ行くと、何かを探し始めた。
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