暝夢への誘い

□愛情料理 □
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「あ〜…腹が減った…執務に身が入らん!」

「若君、もう少しで終わりなのですから…頑張りましょう。」


馬超の自室では、馬超と馬岱が必死に執務をしていた。


「全く…趙雲殿にも手伝わせて。日頃からしっかりして下さいよ。」

「あ?子竜はまだ戻らないのか?諸葛亮殿の所へ行ったっきりだな。」


夜食を作りに行ったのは二人には内緒なのだ。
なかなか帰って来ない趙雲に馬超は心配になってきた。


「大丈夫だろうか…まさか姜維に…。」

「若君、失礼ですよ…姜維殿は丞相府で執務中ですから。
有り得ませんよ。」

「それでも心配だ…。
探しに行こうか。」


馬超が自室を出ようとした、丁度その時だった。
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