暝夢への誘い2
□君から口付けを ◎
2ページ/6ページ
久々の二人揃っての休日。
今日は一日二人で居ようと、数日前から決めてあるのだ。
「子竜。」
「何ですか?こっちに来て一緒にお茶飲みましょうよ。」
馬超は寝台の上であぐらをかいて座ったまま趙雲を呼ぶ。
「ちょっとこっちに来てくれ。ここ、俺の前へ。」
趙雲は不思議に思いながらも机に二人分の茶を置くと、馬超の言う通りに寝台に座った。
「よし、そのまま俺に背を向けて座って。」
「何がしたいんですか?孟起。」
苦笑いを浮かべながら、趙雲は馬超に背を向け座り直した。
その瞬間、後ろから包まれる様に馬超に抱き締められた。