暝夢への誘い2
□君から口付けを ◎
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「あっ、孟起?」
「こうしたかっただけ。」
趙雲が後ろを向くと、すぐ近くに馬超の満足そうな顔があった。
その瞳に見つめられ、趙雲の胸はドキリと高鳴った。
「もう…。」
「嫌か?」
「…嫌じゃないです。」
包まれる感覚は、嫌どころか寧ろ心地良い。
「今日は日頃したくても出来ない事をしよう。子竜は何かあるか?」
「…孟起にもっと甘えたいです。」
馬超の提案に、趙雲は自分を抱き締める馬超の手を握り締めた。
「可愛いな…子竜。」
「からかわないで下さいっ。」
馬超は嬉しそうに趙雲の頬に口付けた。
趙雲の反応が可愛くて仕方ない様だ。