いらっしゃいませ。何の前振りもなく開設されたこのページは、
○このサイトのナルヒナ小説(のようなもの)を見て、自分も小説を書いてみたくなった。
○しかしサイトを作るのめんどくさい、でもみんなに見てもらいたい…
○このサイトの小説がなまっちょろい!小説というものがどういうもんか、私が教えてやんぜ!
という皆さんのナルヒナへの熱い想いをぶちまけまくっていただく事で、更新が低迷し続けるこのサイトを盛り上げようという、管理人曰くなんとも他力本願なページです。
上記のとおり、ナルヒナ小説を作りたくなったがupする為のサイトを制作・運営するのが面倒くさいという方.
わがサイトに投稿してみませんか?
このページに投稿して頂く小説はもちろん
○ナルヒナである事
○性的描写が余りにもひどい作品はNG
それさえ守っていただければであればシチュエーション、長編・短編は問いません。
というわけでナルヒナへの熱い想いを秘めた眠れる獅子の皆様。
私を助けてください(土下座)
投稿を決意された方はまずはこちらをお読みください(必読)↓
投稿方法
[レス書込]
11/09(Sun) 02:41
泡
はじめまして!
ゆずぽん様の小説が好きでいつも読んでます!
特にヒナタちゃんとお日様の日向をかけたゆずぽん様の表現が好きで、今回はそれに感化されてお話を書かせていただきました!内容は第四次忍界大戦後の捏造ナルヒナの甘々です。
普段は絵専門で小説は書かないので、拙いものではありますが読んでいただけたら嬉しいです!
長々とすみませんでした!これからも小説読みに来ます!
202SH
[削除]
11/09(Sun) 02:43
泡
第四次忍界大戦終結から一週間。ナルトはまだベッドの上だった。
「サクラちゃーん、俺ってばもう大丈夫だってばよー。退院させてくれってば」
「うるさい!今は絶対安静って綱手様にも言われたでしょ!?分かったら黙って寝てなさい!」
そう言ってサクラは少し乱暴に布団をナルトにかぶせると安静にするようにともう一度念を押して病室を出て行った。
静かになった病室でナルトは白い天井を見つめ考える。この戦争で多くの人が死んだ。ネジもまたその中の一人だ。あれから少し経った今でも彼の亡骸の冷たさの感覚が残っている。しかしそれと同時に、仲間の死に直面し、心が折れそうになった時、ナルトを救ってくれたあの優しいぬくもりもまたナルトは覚えていた。
『…そういやまだあいつにもちゃんと礼出来てねぇな』
退院したら真っ先に会いに行こうと考えながらナルトは彼女のぬくもりにも似た暖かい日差しを感じながらナルトは眠りへと落ちていった。
* * * *
どれくらい眠っただろうか。左手が暖かい。感じる懐かしいぬくもりにナルトはゆっくりと瞼をあける。
「…ヒナタ?」
目をあけるとそこには先程眠りにつく前まで考えていたヒナタがナルトの左手を握りながら眠っていた。ナルトが驚いていると間もなくヒナタも目を覚ました。
「あ、ナ、ナルトくん…おはよ…」
「おはよう…って、なんでヒナタがここにいるんだってばよ?」
「あ、あの…私、ナルトくんが入院してるって聞いて…すぐにお見舞いしたかったんだけど、任務があったから遅くなっちゃって…」
恥ずかしそうに視線を反らすヒナタの目の下にはうっすら隈が出来ていた。任務で忙しい中でもナルトの見舞いをしてくれる彼女の気遣いにナルトは胸がじんわり暖かくなるのを感じる。
202SH
[削除]
11/09(Sun) 02:44
泡
…と、その時、ヒナタが視線を反らしたことにより繋いでいた手の存在に気付いたのかヒナタは慌ててその手を離した。
「ごごご、ごめんなさ…!!私ったらずっとナルトくんの手を…!!」
「別に謝んなくていいってばよ!むしろヒナタの手あったかくて安心するってば」
「…え?」
真っ赤になりながら聞き返すヒナタの手をナルトはもう一度握る。白く細いこの手に、自分は救われたのだ。
「ヒナタに…言わなきゃいけないことがあるんだってばよ」
「ヒナタ…お前は前、俺のおかげで変われたって…救われたって言ってたけど、今回は俺がお前に救われたってばよ。俺が折れちまいそうになったとき、お前が…ヒナタが隣に居てくれたから、俺は曲がらずに済んだ…お前のおかげだってばよ。ありがとう…ヒナタ」
そう言ってナルトが顔を上げると双眸からポロポロと涙を溢すヒナタと目が合い、ナルトは一瞬で焦り始める。
「ヒ、ヒナタ!?なんで泣いてるんだってば!?あ、もしかして俺から手握られんのが嫌だったとかか!?」
「っ…違う…違うの…嬉しくて…私、ずっとナルトくんを追いかけてばかりで、隣になんて立てなくて…でもナルトくんを助けられるようになりたいと思って今まで頑張ってきたから…ナルトくんを少しでも救ってあげられたことが嬉しくて…っ…ごめんなさい…急に泣いたりして…」
しゃくりあげながら必死に思いを伝えるヒナタにナルトは柔らかく微笑むとまだ涙を流しているヒナタを引き寄せ抱きしめた。
「ヒナタ!あんま泣くなってばよ、お前ってばほんと昔から泣き虫だな」
ポンポンと子供をあやすようにヒナタの背中を叩きながらナルトは更に言葉を紡ぐ。
「…ヒナタ、ヒナタってばお日様みたいにあったかくてすごく安心するってばよ。こうしてると俺ってば、ずっとヒナタと一緒にいたいって…そう思うんだ」
「ナルト…くん?」
体を離し、向かい合うナルトの真剣な眼差しとヒナタの涙で濡れた視線とがぶつかる。
「なぁ…ヒナタ、これからもずっと…俺の隣に居てくれねぇか?」
真剣で、強く、芯の通った真っ直ぐなナルトの気持ちをヒナタが溢れんばかりの笑顔と日向のような暖かさで受け止めるまで、あと5秒…――。
‐END‐
202SH
[削除]