08/21の日記

14:13
小話A
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そうじゃなきゃなんだって言うの。
信じられるわけがない、こんな事。




「……え!?」



彼がゆっくりと近付いてきた。
一歩一歩、確実にあたしを目指してくる。
あたしの足は動かない。
近付いてくる彼を夢の中同様見るだけだ。


12歩目。
今日見た夢と同じ位置まで来た彼。
やっぱり腕を伸ばせば届く位置まで来てしまっている。


そして夢同様、彼が 何かを紡ごうと口を開いた瞬間。
あたしは逃げた。
怖くなって逃げた。 捕まったら駄目な気がした。
彼の口から何かを聞けば、駄目な気がした。


必死になって逃げている筈なのに、後ろを振り向けば彼がいる。
どうして。
夢だ。これは夢の続きなんだと思った。

空き教室に入り鍵を掛けてドアに持たれる様に座り息をついた、その時。




「……は、…な、ん…!?」



目の前に彼がいた。 今度はしっかりとあたしの腕を掴んで。 あたしが逃げない様にした上で、彼は口を開いた。



「…………」



何ていったのか分からない。
“捕まえた”とも“逃がさない”とも聞こえた気がするけれど、分からない。


噛み付く様なキスを奪う様に何度も繰り返されて、あたしは意識を手放した。









中途半端〜。
けごさんの思いが強すぎて以下略的なお話を思いついたんだから仕方ない、と開き直ってみる。

機会があれば続き書きた〜い。

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13:57
小話@
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近々5周年記念のリクエストと共に拍手と何かしらのお話を1本upします^^
お待たせしてますすいません(汗)


怖い本を読んでちょっと小話を思いついたんでかきかき…。
興味ある方は↓をどうぞ^^






最近毎日夢を見る。 夢といっても少し怖くて、不思議な夢。
出てくるのはいつも同じ男の人。
灰色がかった髪。アイスブルーの瞳が印象的な、綺麗な人だ。

最初はこっちを見ているだけだった。
その場からお互い動く事もなく。
3回目の夢から徐々に近付いて来ている事に気付いた。
近付いてくるにつれ彼の顔もハッキリと分かった。
彼は右目の下に泣き黒子がある。
鼻筋も通って、本当に美しい男の人だと。

そして12日目の今日、彼は腕を伸ばせば届く位置まで来ていて、彼の唇が何かを紡ごうと開いた瞬間、あたしは何だか恐ろしくて逃げた。


起きた時は汗がびっしょりで気持ちが悪かった。
毎日見る夢が少しずつ怖くなって、お陰で寝不足。
只の夢だと分かっているけれど気持ちのいいものじゃない。



「おはよーマリア。」

「…おはよー彬。」

「…どしたの最近。顔色よくないわね。」



所詮は夢の中の出来事。自分でも分かってる。
あれは夢だ。只の夢。
それなのに、何故?











「……っ!?」




目の先に最近毎日夢で見る男に似た人がいる。
それも、最初に見た夢と同じ距離。

灰色がかった髪。
アイスブルーが印象的な、



「!!」




何故。
あれは只の夢だ。
夢の中の出来事なのに。

ああ、そうか。
きっと印象的な彼を無意識に見て、それで彼が夢に出てくる様になったんだ。
そうに違いない。

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