頂きモノ
□貴方と私。
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大石と英二が居なくなってから少し経って。
ガチャ、
次は誰かな…?
「ぁ…不二先輩と真美先輩…」
そこに立っていたのは桃城くんだった。
隣で小さくチッと舌打ちが聞こえた。気のせいかな…
「桃城くん」
「真美先輩…ふ、不二先輩お邪魔してすいません…」
「…いいよ、別に。気にしないで。それより何か用?」
「ぁ、ぃゃ、あの昼飯終わったから昼寝でも…と思ったんですけど…」
「早いのね、昼食食べるの」
クスクス笑ってしまった。
周助も笑っている。
その様子を見ていた桃城くんが突然慌てだして。
「真美先輩!俺、やっぱり眠くなくなったんで失礼しますね!」
急いで屋上から飛び出して行った。
汗が凄かった。どうしたんだろう…?
「周助、桃城くんどうしたの?」
「何だったんだろうね?」
と周助は笑うだけだ。
皆変なの。