蹄鉄にも幾つか種類がありますが、一部掲載しときます。
☆兼用鉄(ノーマル鉄)☆
レースと調教の両方で使用されるアルミ合金製の蹄鉄。
以前はレース時に鉄製の蹄鉄に履き替えていたが、装蹄する回数が増えると蹄の損傷が著しいため、軽く丈夫なものに改良。大多数の馬が使用ます。
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☆半鉄☆
通常の蹄鉄の鉄尾を半分切り落としたもの。
主に屈腱炎、裂蹄、肘腫(前肢の蹄鉄が肘にぶつかって腫れること)の
馬に使用する。
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屈腱炎の馬などの腱を保護するためもある。
☆四分の三蹄鉄☆
通称J鉄。蹄鉄の片側の鉄尾を四分の一切り落としたもので、
アルファベットのJ字形をしている。
裂蹄や球節炎の馬に用いることが多い。
裂蹄の場合は、鉄尾が短い部分の蹄が悪い。
後肢にも使用場合も…。
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裂蹄の場合はその部分を保護する意味でも、
装着するケースもあるそうです。
☆四分の三蹄鉄☆
通称曲がり鉄。四分の三蹄鉄の鉄尾を内側に曲げたもの。
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要するに傷のついてる部分を保護するため。
☆連尾鉄☆
通称丸鉄。円形をしていて蹄の返りが悪いので腱を保護する効果がある。
主に屈腱炎の馬に使用。
能力の高い馬ならダート競馬で好走することもあるが、
基本的にはマイナス材料。特に芝では割引が必要。
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蹄の返りが悪いっていうことは、言い換えれば、
スピードが出にくい、遊びが極端に少なくなる。
☆鉄橋鉄☆
蹄鉄の両端に一本の橋を渡したもの。
蹄底が浅く傷つけやすい馬や
挫跖(石や釘を踏んだ時に発症する蹄底の内出血・血豆)の馬に使われる。
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傷痕を見ていませんが、多分そうだろうと。あくまでも推理で、。
☆ゴムつき蹄鉄☆
蹄鉄と蹄の間にゴムを貼り付けた蹄鉄。
ゴムの厚さは2ミリ程度。
蹄への負荷が軽減されるため、ソエや骨瘤などの疾患が出やすい若駒に使われることが多い。
古馬でも使用しているケースもある。
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ゴムは、地面から蹄に伝わる衝撃を和らげる働きをする。
ディープインパクトも、シューライナーって云う特殊なゴムを挿入してたらしいです。
地面と着地する衝撃で蹄が欠けたりしたら、走れなくなります。
種牡馬になった、ディープインパクトからは勉強出来ることは山ほどあるます。