捧げ文

□夢と現
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悪夢をみた。
僕が仁にフラれる………。悲しかった……


学校への道を歩いていると、前の方に見なれた紫色の長髪が見えた。
恋人の影野仁だ
僕の夢の中で出てきた

「おはよ〜〜仁!」
「おはよう…マックス。」

僕はいつもの笑顔でいた。いつものポーカーフェイスでいた……つもりだった。だが……

「マックス……何かあった……?」
「えっ……?」

イキナリの問いにビックリした。
バレてないと思っていたのに……

「何にもないよ…?」

笑ながらいうが

「何にもなくないだろう…?辛そうだし……オレには言えないこと……?」

そう言われると、僕には答えるしか出来なくなる

「夢で……僕と仁が別れる夢見た……」

すると斜め上から"フ"と吹き出す声が聞こえた

「なっ……!」

少し涙目になっつ上を向くと、
口元が綻んだ仁がいた

「大丈夫だよ、オレがマックスのこと嫌いになるわけないよ……」

ポンポンと頭を撫でてくれる

「仁……ちゅーして?」

僕の唐突な言葉に仁の顔が赤くなる

「ここで……か?//」

コクコク

仁は少し考えたが僕の顎を上に向けて唇をくっ付けてきた

ちゅっ……

唇を離すと

「これで……いい?」
「うん……」

僕らは二人して顔が真っ赤だった

「行こうか……///」

「うん……///」

ぎゅうっ……

「マックス、歩きづらいよ……///」
「少しの間だけ、こうさせといて……///」

抱きついて歩く。学校までの少しの間だけ。
僕たちは幸せを噛みしめて行く

―ありがとう仁……―

と心のなかで思いながら……
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