捧げ文
□中途半端なオレと器用な君
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オレの名前は半田真一。
雷門中2年のMFだ。
何をやっても中途半端なオレがつけられたあだ名。
「中途半田!テストの点も中途半端だな〜」
友人達の声。
その中でも
「半田は中途半端じゃない!フツーすぎるだけ(笑)」
「どちらにしろささるぞマックス……。」
「僕は器用だし中途半端じゃいから♪」
オレの恋人の松野空介にまで言われる
これは、少し苛めるしかないな………
1日の授業が終わった。
いいことに部活が無かった。
オレはマックスを自分の家へと誘った。
「へぇ〜、ここが真一の部屋かぁ〜〜」
二人きりになったとたん名前で呼び合う
「あれ?空介ってオレの部屋入ったことなかったっけ?」
「うん。僕の部屋ではよく遊ぶけどね☆」
空介はいつもより笑顔だった
―いけねーいけねー、―
危うくオレは本来の目的を忘れるところだった
「空介……」
空介は見ていた本を、本棚に戻して振り向いた
オレは腕を引いてベッドに倒した
「真………一?」
「今日はよくも、このオレをおちょくってくれたな……?」
その瞬間に空介は"しまった!"と言う顔をした
そんな空介をよそにオレは空介のカッターシャツのボタンをはずしていく
そして口付ける
「んっ!んぅ……!」
そして薄く開いた唇の隙間から舌を入れた
ちゅくっちゅくっ
水音が部屋に響く
唇を離すと銀の糸が舌と舌を繋いだ