捧げ文
□雨と炎
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オレは雨が苦手だ。
この雨がオレの恋人の炎を消してしまいそうで
そう考えるとオレは知らず知らずに涙を流していた
すると後ろから
「何を泣いてるんだ?守……」
「修也……」
オレの最愛の恋人、豪炎寺修也
「」「」「」「」「」「何でもないよ。大丈夫!」
オレは今できる精一杯の笑顔を向けた
「嘘はつくな……。お前の事はオレが一番知っている」
何でこんなに優しいのだろう…オレの恋人は……。
だから……、嘘はつけない……
「雨で修也の炎が消えてしまいそうで…そう思ったら怖くて……気づいたら泣いてた……」
修也はフッ…と優しく優しく笑うと
「大丈夫だ。お前がいる限り、オレは消えない。今から証明してやるよ…」
「え…?」
オレは意味がわからず振り向くと、間近に迫った修也の顔があった
ちゅ……
「んっ……」
そしてキスをされた
優しい…、深くないキス
「守…、続きしていいか?」
「いいよ……」
オレが言うと同時にキスしてきた
今度は深く舌を絡ませる
「んっんぅ…はぁ…しゅ…や…」
ちゅぷ…
唇を離すと銀の糸がオレの舌と修也の舌を繋いだ。