捧げ文

□I LOVE YOU
1ページ/3ページ

「好きだ!!佐久間!」
「はぁ?」

オレの一生に一度であろう告白。
しかも相手は……同じ帝国サッカー部の男、"佐久間次郎"だ

オレだって最初は焦ったさ。

同性を好きになるなんてな…

「今すぐなんて返事できないよな。もう少し考えてくれ…じゃあなっ…!」

オレはそれだけ言うと思い出の公園へと走った

「オイ!源田っ!?……何なんだよ…アイツ…」




「はぁ…。どうするかなぁ…。こんなに心配になったの久しぶりだな…。」

と、オレが考え込んでいると

「大馬鹿源田!!」
「!!」

突然の大声にビックリして横を見ると、見なれた眼帯に水色の髪の毛の少年が息を切らせて立っていた

「佐久間!?何でここに?」
「どっかの馬鹿が告り逃げなんかしやがるから。…ココは昔よく、お前と遊んだ場所だから。なんとなくここだろうなって思ってな」
「あぁ。覚えていたのか…」

そう思うと嬉しくなる。
あの佐久間がそんな昔の…オレとのことを覚えていてくれるなんてな

「あと……告白の答えなんだが…」
「お前みたいな大馬鹿で馬鹿力で人の話も聞かずにどっか行く奴なんて好きじゃない!」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ