捧げ文
□愛しい僕の君
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「円堂君、君って好きな人いるの?」
僕の問いに少し戸惑う君
「う〜ん、いる…なぁ…」
「へぇ〜、意外。誰なの?」
「だっ…誰でもっ……いいだろ…///」
と言って走っていってしまった
「やっぱり木野さんの事が好きなのかな……」
木の上で考えていると
「何か悩み事か?吹雪」
「一之瀬君……!」
いつの間にか僕のいる木の下に一之瀬君がいた
「何か悩んでるんじゃないのか?いつもの吹雪らしくない」
「僕……、男が…円堂君が好きなんだ」
「別にいいんじゃないか?男が好きなの。」
「えっ……?」
「男同士で付き合ってる奴多いぜ?オレと土門とか半田と染岡。松野と影野もそうだしなっ」
手を後頭部で組んで笑って言う一之瀬君
「そうなんだ…。ありがとう一之瀬君。すごく楽になったよ」
「ならよかった。頑張れよ!」
一之瀬君のおかげで勇気がでた僕は円堂君に告白する事にした
今の僕にはそうするしかできないから…
「円堂君……」
「どうしたんだ?吹雪」
「ちょっと言いたいことがあるんだ……」
「何…だ?」
「円堂君…好き。僕は君が好きだ」
僕の告白に驚いた様子の円堂君
そうだよね。同性から告白されたら誰でも驚く。
これはさすがにふられたなと思ったが
「オレ……も、吹雪の事が……好きだ…///」
「えっ……?」
予想と反する答えが返ってきて驚いた
「本当…に?」
「嘘ついてどうする!//スッゴい恥ずかしいんだぞ///」
「よかった//」
と言って円堂君を抱き締めてキスをする
「大好きだよ、円堂君」
「オレも大好き…吹雪///」
僕の悩みが1つ消えた。
end