捧げ文
□『愛してる』と言う言葉
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「じーん君!」
「あのさ、土門……下の名前で呼ぶのやめてくれないか……?」
「なんでだよ〜〜」
「あたりまえだろ……///はずかしい……///」
「じゃあ、オレの事も飛鳥って呼べよ♪」
「それもはずかしい……//」
最近ベンチで影野としゃべってることが多い
そりゃあ、恋人同士だからあたりまえだけど
口数の少ない影野はよくしゃべるようになった。
これはオレにとってはかなりうれしい事だ
「なぁ、オレたち付き合ってるよな?」
「うん……」
「オレ、仁からの好きって言葉聞いたことないんだよな〜」
「そっ…そんな……言葉…///簡単には…言えない…よ///」
「そっか……」
少しいじけてみると
「わっ…わかった…///言う…よ…!」
「別にいいよ。仁が言いたいとき行ってくれれば。なんか強要してるみたいで嫌だし」
オレが言うと影野はオレの腕を引っ張って
『飛鳥……大好き…///』
……と。
「強要じゃなくて…自分の意思…だから///」
顔を真っ赤にして抱きついてきた
「仁っ!大好き!大好きだ!」
と言って抱き締め返した
「なーなー円堂、あいつら俺たちが居るの完全に忘れてるよな〜」
「ま〜、いいんじゃないか?半田。」
end