捧げ文

□初夜
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「なーなーガーゼールー」
「何だ、鬱陶しいぞバカバーン」
「バカは余計だ!」
「で、何の用だ大バカバーン」
「だぁぁぁ!もういい!バカでいい!本題いくぞ!こっちは本気で悩んでんだ!」

オレがドンッと机を叩くとガゼルは「はぁ…」とため息をついて

「早く話してくれ。私にも用事があるんだ。」

と睨まれた

「う゛…だからさぁ〜、グランとオレって付き合ってるじゃん?」
「ああ、惚気たいのか?」
「違うっつーの!人の話は最後まで聞きやがれ!…でな、その…シたいんだけどタイミングがわかんねぇんだよな…」
「そんなことか、自分で考えろ」
「はっ!?」

それだけ言って部屋を出ていくガゼル

「まぁ、私から言えることはバーンらしく行けばいいと思う」

と言って姿を消した

「オレらしくってか…」


******

夜、グランの部屋の前に来た

―はぁ…落ち着けオレ!いつも通りのオレで行くんだ!―

と言い聞かせドアをノックしようとすると中から

「ンッ…あぅ…」

という喘ぎ声が聞こえてきた

―グラン喘ぎ声!?まさかガゼルの奴…!―

などと思ったが

「あっう…んんっ…バーン…イイっ…よぉ」

―オレの…名前…!?―
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