捧げ文

□喧嘩⇒仲直り
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「仁なんて大嫌い!」
「…っ!」

些細な事…、僕のせいで始まった大喧嘩。
全て僕の我が儘から始まった今までで1番の喧嘩。
いつもなら引く影野が珍しく言い返してきたのだ

「今のは絶対マックスが悪いぞ」
「半田…」
「ほら、謝りに行けよ、お前らが仲悪いままだとこっちも変になるんだよ!」
「半端のくせにっ…わかってるよ…そんな事くらい」
「じゃないと影野、オレがもらっちゃうぞ?」
「半端になんかあげないもんねー!」

それだけ言うと影野の元へ急いだ

走って探していると校舎裏にいた

「仁!!」
「…!マック…ス?」

見つけた嬉しさで思い切り抱き着いた

「ごめんね、仁大好きっ!」

と言うと、影野も抱きしめ返してきた

「マックスは…オレの事嫌い…じゃない?」
「あたりまえじゃん!さっきはカッとなって言っただけ!」

体を離して上を見ると影野はボロボロと涙を流していた

「よかった…。オレ…マックスに嫌われたら…どうしようって…不安で…」

僕は微笑むと影野にキスした

「んっ…」
「ばかだなぁ、僕何があっても絶対に手放さないからね?」
「うん…オレも…マックス…大好き…」

仲直りして皆の元へと戻ると風丸が

「よかった、仲直りしたんだな!」

と頭を撫でてくれた

「うん!」

笑顔で返す

「もう喧嘩なんてするなよ?」
「わかってるよ!」


End

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