無意識下にて抱くもの。

□道、虹。
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 果てなき道の向こうに虹が架かるのを
 僕らは嬉々として見つめているけれど
 そんな遠くで起こる争いごとに関して
 僕らは完全に無関心をよそおっている
 僕らは地球上最強にして最弱の弱虫だ

 進む道の先に何があるのか探すために
 進んでみては恐くて帰りくる僕らなど
 何時まで経っても先には進めずにただ
 此処で世界の終焉を待っているだけで
 一つだって行動をとれたりしないのだ

 僕らは無知だったし今も無知だろうし
 ただそこに存在するだけの愚者だろう
 でも僕は別にそれを苦しいと思わない
 存在していれば何時かはきっと其処に
 進むべき道と虹が見えるはずだからだ
 

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