図書館戦争 二次創作2
□ウサギinウサギ再び!
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査問による周囲との軋轢も落ち着きを見せた頃、小牧は堂上が無意識に背の高い女子高生を見かけてはどこか遠い目をしていることに気がついた。
なるほど。件の女子高生は背が高いのか…
「ね、堂上。何でバックスバニーなんか知ってたの?」
ウサギinウサギ事件の事後処理を終え、小牧は沸いた疑問を口にした。
ミッフィーやピーターラビットまでは納得がいく。
ただこの友人からバックスバニーが出てくることが意外すぎるほど意外だったのだ
「おかしくないだろう。本もあるし」
「ま、そうなんだけどね。あまりポピュラーではないでしょ。少し前に流行ったのよね、女子高生の間で?」
飲んでいたコーヒーが気管に入ったのか堂上は激しく噎せている。
図星か…
「ふ〜ん。助けた女子高生バックスバニーをつけてたんだ」
「違う。パスケースにあのウサギの顔があったんだ」
自爆しちゃった…
「ど…じょ…ほんとに何で名前聞かなかったのさ」
小牧は息も絶え絶えになっている。運悪く防衛部にやってきた特殊部隊のメンバーに目撃され、堂上にとっては散々な一日となった。