図書館戦争 二次創作2

□王子と姫のkissは暗闇で
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「ほんとに良いんですか?教官」


「来たかったんだろ?このホテル」


明日と明後日は珍しく連続した公休を取れたある日、堂上と郁は都内のホテルにいた



「ノンアルコールなら郁でも飲めるだろ」


ホテルの最上階に位置する夜景を売りにしているバー。


この間、毬江ちゃんと柴崎の女3人で話題にしていたお店だ。


「何で…」


「事務室であれだけ騒いでいて今更なんだ」


昼休みだから良かったものの3人の声は廊下まで響いていた


「…気をつけます」


いつの間にか堂上か注文していたようで二人の前にはカクテルグラスが並んでいる


「これショートカクテルですよね?度数強いんじゃ?」


「大丈夫だ。ノンアルコールだと言ったろ」


郁の前には鮮やかなオレンジ色の液体が置いてある


「美味しい。何ですかこれ?」


「サンドリヨンだ」


「可愛い。教官は何飲んだんですか?」


「後でな」

部屋に着き、上着をハンガーにかけた。

ノンアルコールカクテルを飲んだので、酔っ払ってはいない


パチンと堂上が部屋の電気を消した


「きょうかん?」


「さっき、カクテルの名前聞いたよな。教えてやる」


同時に温かい物が唇に触れた。

僅かにアルコールの味がする


「っ…ふぁ」


両手に足の指を足しても足りないくらいキスしてきた。


でもまだ経験値が足りないのか、口内で絡みつく堂上の舌にすべてを持っていかれる


「…きょ……ん」


「これがさっきの答えだ」


「え……?」


よくわからない。


今のキスが答えだなんて


『    』


耳元で囁かれた言葉に郁の頬はキスとは別の意味で赤くなった




The End



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