図書館戦争 二次創作2
□究極の三択
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「む、むりです!」
郁の目の前には、にこやかに笑う折口の姿があった。
「負けたら罰ゲームって言ったのあんたでしょ。さ、さっさとやりなさい。この柴崎麻子様がしっかり記録しといてあげるから」
言うなり柴崎は携帯を取り出し、ムービーを起動させた。
「とるのー?」
「やるの?やらないの?決めないと昼休み終わるわよ。じゃ無くても、誰か戻ってくると思うけど?」
昼休みの特殊部隊事務室、いつもはむさ苦しいこの空間も、隊員たちが、訓練やら、業務、昼休みで全員出ており、事務室には郁と柴崎、そして折口の姿しかなかった。
「うー。わかった。女に二言はない」
覚悟を決めたように郁が腰掛けていたソファーから腰を上げた。
分類法など、座学の復習も兼ねたクイズを出し合ったのだが、成績として、郁が最下位だったのだ。折口もマスコミの人間であり玄田といるだけあって図書館については詳しい。
最下位には罰ゲームをと郁が言い出したのだが、本人がやることになってしまった。
しかも、折口からのお題がとんでもないものであったのだ。
「うふふ。柴崎さん、よかったら後でムービー送ってくれる?」
「勿論です」
郁は自分の頬を1度たたき気合をいれた。
「や、やります」
「どうぞ。こっちもスタンバイOKよ」
柴崎はレンズのピントを郁に合わせた
「お帰りなさい、あなた。ご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?」
「郁ちゃん。可愛いわ」「笠原あんた最高よ」
ゲラゲラと笑う二人を前に郁の顔は真っ赤になっている。
ほぼ同時に入り口の方から咳き込む声が聞こえた。この声は聞き覚えがある…
恐る恐る振り向くと入り口で堂上が固まっていた。
すぐ横では小牧が腹を抱えて蹲っている