図書館戦争 二次創作2

□Heart voice
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光のくせに…




「…」


麻子の姿は珍しくベッドの中だ



風邪をひいて仕事を休むなど社会人としても情報屋としてもらしくないし、痛手だ



館内で風邪が流行っているのは確かだった


先日郁もダウンしていたので注意を払っているつもりだった





しかしどんなに注意を払っても貰うときは貰ってしまう




「麻子、具合どうだ?」




湯気のたったカップを持った光が寝室に入ってきた




「…」





「はちみつ檸檬。これなら喉に優しいだろ。加湿器入れるか?」


カップを渡しながらの問いに柴崎は小さく頷いた




熱のだるさもだが何より声がでないのが痛い



でも…




「リンゴおろしてくる」







言葉(こえ)にしていないのに……




多分こんな風に深くなっていくことが嬉しいと思ったことはまだ言えない



The End






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