図書館戦争 二次創作
□一口交換のケーキ
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「ただいまー」
「おかえり」
同室の笠原が作家 当麻蔵人の大使館への亡命の護衛という重大な任務を全うし、無事に大阪の総領事館への亡命を成功させて帰寮した
「お疲れ様。あんたが好きなケーキ買ってあるわ。先に好きな方選びなさい」
柴崎は部屋に置いてある小さな冷蔵庫を指差した
「柴崎、良いの?」
「無事に任務を果たしたご褒美よ。報告義務とか苦手な作業してきたんでしょ」
マグカップを取り出し二人分の紅茶の準備をしながら柴崎は言った。
「ありがとう。柴崎。まだいっぱいあるけど、また明日から頑張れそう」
郁はマグカップを手にした柴崎に背中から抱きついた。
「ちょ、危ないわよ。選ぶの?選ばないの?選ばないなら私が先に選ぶわよ」
「選びます、選びます」