図書館戦争 二次創作

□純粋培養乙女 茨城県産の疑問X
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「あのさ、柴崎?」


(もう。いい加減にして)


純粋培養乙女こと同室の笠原郁は先日、堂上郁になった。

彼女の直属の上官であり、今は夫となった堂上教官に収穫されて1年半以上。乙女は健在である


「今度は何よ?」


「えーっと。あのね、やっぱり下に誰かいるってわかってるのってもえるのかな…?」

「はあ?何?官舎での話?それとも教官の実家?」


何を言い出すと思ったら…


「…実家」


柴崎のクッションをギュッと抱しめた郁は何とも可愛らしい


「…まあ?下の家族に聞こえるかもって状態で声を堪えるのもありといえばありよね」


「…で、でもね…やっぱり恥ずかしい。お義父さんたちに聞こえ照るか持って思うと」


結婚した、新婚な二人のことだし、結婚式であった堂上の両親の様子を考えると、聞こえたからってそんなことを気にするとは思えない


「だ、だってね。篤さんたら、実家で…」


その先は恥ずかしくなったのか郁は顔を真っ赤にしてクッションに埋めた。


「はー」


もう人妻になったというのに乙女は乙女だった。堂上教官ったら笠原がこんなんだから実家でも我慢ならなかったのね…


「し、しばさき?」


「もう知らないわよ」


柴崎は手にしていたチューハイをぐっと煽った。

お酒2本じゃ足らなかったわ


「笠原、あんたも飲みなさい」


そう言って柴崎は冷蔵庫からチューハイを取り出し郁に渡した


「え、でも、寝落ちしちゃったら…」


「愛しの旦那様に迎えに来てもらえばいいでしょ。さ、飲みなさい」


「…うん」


プルタブを開け、郁はチョビチョビとチューハイを飲み始めた


「で、堂上教官はどんな風にしてきたわけ」


「えーとぉ、む、むにぇをね」


ほろ酔いとなった郁に柴崎は際どい質問を投げかける。

この状態になれば、郁は何にでも答えてくれる。

勿論起きた時に本人は覚えていない。

寝落ちすれすれの状態、その辺りの郁のアルコールの調整はお手の物だ


「それで?」


郁の話を聞く柴崎の傍にはしっかりとICレコーダーがセットされていた


後日、堂上家で開かれた夕食会には腰をさする郁と、柴崎が好むワインの姿があった




The End




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