図書館戦争 二次創作

□純粋培養乙女 茨城県産の疑問Y
2ページ/3ページ


「柴崎。あのね…」


「はー。誰か強いお酒頂戴」



目の前にいる同室の笠原と彼女の直属の上官であり、恋人である堂上教官との関係が、所謂その、一線を越えて1ヶ月。

収穫されても乙女に変りはなかった


「柴崎って、その経験あるんだよね…」


「…まあ?何よ」


「普通のカップルって一晩にどのくらいするものなの?」


飲んでいたチューハイを吹きださなかったことを褒めて欲しい


「は?そんなの知らないわよ。ま、でもあんた達なら二人とも体力あるし?結構できるんじゃない?」


「ちょ…」


顔を上げたその頬は真っ赤に染まっている



「だってそうじゃない。二人とも特殊部隊で鍛えてるんだから」


「そ、そうだけど。そ、それとは全然違う。こ、この間なんか、気がついたら朝で、しかも、朝なのに…」


言葉を濁したその先は想像したくは無い…


この無自覚天然娘のことだ。


無意識に堂上のことを煽ったのだろう…



「堂上教官、溜まってたのね…」


「そんな簡単に片付けないで!…足腰立たなくなって、出かけるのがパアになっちゃたんだから」


「でも、その分堂上教官優しかったでしょ?」


必死に謝る堂上の姿が目に浮かぶ



「…うん」


「いいんじゃない?愛されてるんだから」



郁の額を小突くと、やってられないとばかりに柴崎は残りのチューハイを一気に煽った




The End





次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ