図書館戦争 二次創作
□純粋培養乙女 茨城県産の疑問Y
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「柴崎。あのね…」
「はー。誰か強いお酒頂戴」
目の前にいる同室の笠原と彼女の直属の上官であり、恋人である堂上教官との関係が、所謂その、一線を越えて1ヶ月。
収穫されても乙女に変りはなかった
「柴崎って、その経験あるんだよね…」
「…まあ?何よ」
「普通のカップルって一晩にどのくらいするものなの?」
飲んでいたチューハイを吹きださなかったことを褒めて欲しい
「は?そんなの知らないわよ。ま、でもあんた達なら二人とも体力あるし?結構できるんじゃない?」
「ちょ…」
顔を上げたその頬は真っ赤に染まっている
「だってそうじゃない。二人とも特殊部隊で鍛えてるんだから」
「そ、そうだけど。そ、それとは全然違う。こ、この間なんか、気がついたら朝で、しかも、朝なのに…」
言葉を濁したその先は想像したくは無い…
この無自覚天然娘のことだ。
無意識に堂上のことを煽ったのだろう…
「堂上教官、溜まってたのね…」
「そんな簡単に片付けないで!…足腰立たなくなって、出かけるのがパアになっちゃたんだから」
「でも、その分堂上教官優しかったでしょ?」
必死に謝る堂上の姿が目に浮かぶ
「…うん」
「いいんじゃない?愛されてるんだから」
郁の額を小突くと、やってられないとばかりに柴崎は残りのチューハイを一気に煽った
The End