家族パロ
□まいすた家18
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「ふぅ…」
明日はいよいよ文化祭だ
クラスや部活ごとに催し物を用意したりバザーをしたり
生徒会は特に何も用意していないが同好会ではみんなで描いた同人誌販売や部員それぞれの作品を展示した
いつもなら生徒会の資料は三日前くらいに終わっている
だが今年は作業の進み具合がイマイチだった
なぜならインフルエンザが流行っているからだ
馬鹿は風邪を引かないと言うがリヒティは休むし生徒会メンバーも2、3人休んでいる
先生方だって結構欠席者が多数
幸い家にはだれも病人がいない
「ハレルヤあたりインフルエンザになりそうだ」
資料を片付けて同好会の元へ行く
***
「準備は捗っているか??」
「会長!!まぁまぁってとこですね」
入ったら沙慈が展示用のテーブルを用意してるところだった
「会長…これ…」
「ん??なんだ??」
フェルトから渡された紙袋
「こっ…これは…!!」
リアルシャ●たん!!!
運動会の仮装競走の時のネーナの写真
一緒のレーンだから写真が撮れなかった
確かフェルトも同じレーンだったはず
「ヨハン先生に貰ったんです」
ヨハンはネーナの兄であり保健室の先生
運動会では救護と写真撮影をしていた
たまたま保健室に行ったフェルトが写真を貰ったのだ
「ありがとう」
それから何十分かして作業は終わった
帰りはみんなで肉まんを食べながら帰った
「っくしゅん!!」
「フェルト大丈夫??」
「はい…」
「気をつけないとね」
「クリス先輩も気を付けないと私が作ったお菓子食べられないですよ〜??」
「あ、それヤダ。」
そんな会話の中…
「へっくしょん!!」
「え…??」
なんと他愛ない会話をしてる中、生徒会長ティエリアがくしゃみをした
「ティエリア大丈夫??」
クリスが心配そうにティエリアの顔を見る
「大丈夫だ」
「そう??気を付けてね」
「あぁ」
ここまでは良かったのだ
ティエリアはこの後起きる悲劇なんて考えもしなかったのだ
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