深淵への道筋

□初めて
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「お、お前!?」

「っ!?……………こんにちは」

どうしたらいいか分からず、取り合えず挨拶をした。









**********

あるダアトの昼下がり、ディストは何気なく散歩をしていた。
いつもの椅子に乗り、行く宛もなく進む。

「…暇…ですね…」

小さく溜め息をつく。

フォミクリー研究の息抜きに出てきたが、やることがない。

「………帰りましょう」

来た道を戻ろうとしたら、見覚えのある朱。

「…あれは」

それに気付き、咄嗟に隠れようとした。



しかしばっちりと目が合う。

「お、お前!?」

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