‡ZERO‡

Act.7 朱雀、覚醒
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薄ぼんやりとした明かりが、闇と戯れながら辺りを照らし出す。
ランプの置かれた机ではホウプがせっせと紙を机に広げていた。
性格の悪い暗号は、なんと紙と紙を飛び越えて暗号化されていた。
質が悪いにもほどがある!そう叫ぶ気力はホウプに残されていなかった。
点と点、線と線を繋いで漸く浮かび上がる魔術陣と情報。
完全に姿をあらわしたそれに、ホウプは握っていたペンを放り出して万歳をしたくなった。
デルタ帝國軍支部。情報をおさめる為に建設された無人の支部の場所がそこにはしるされていた。
戦争により無法地帯となった場所。草木一本生えず、今はどこの国にも属さない辺境の地。
確かに、そこなら滅多なことがない限り人は入り込まない。うってつけの場所だ。


「気張って、いかなきゃですね」


魔術陣を紙に写し終った後、ホウプは団長に情報を届けに行った。






Act.7 デルタ帝國軍
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