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□期末の戦い
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アク「だーかーらー!!この公式を使うとXが2になるんだよ。記憶したか?」



ロク「全然わかんないし!!どういうことだよXが2って。アイスで例えてくれ」



アク「そっちのがわけわかんねぇだろうが!!



クロ高教室では、数学の勉強教えているアクセルと、頭を抱えるロクサスがいた。横には同じく勉強を教えてもらいに来たはずのティーダが居眠りをしていた。アクセルはティーダの頭を揺する



アク「おいティーダ、起きろって。…ったく全然起きねーな」



ロク「おーい、チーダー」



ティダ「ぐーーー」



ロク「ギャル男ー」



ティダ「誰がギャル男だ!!



ロク「Σうわびっくりした!!!ってか、え?お前、ギャル男で目覚めるのか!?」



急に机を叩いて顔を上げるティーダに驚くロクサス。アクセルは呆れたように頭をかいた



アク「お前勉強しねーとやばいんじゃねーの?赤点取ったら一週間補習だぜ」



ティダ「そうだよな…でも数学だけはいっつも寝ちゃうんだよ。どうすれば…」



クジ「やぁこんにちは」



ティダ「Σうわっ!!?」



突然どこからともなくクジャが現れ、ティーダは驚いたように見る。クジャはそれに構わず髪をかきあげる。



ティダ「クジャ!!何でここに!?」



クジ「僕を呼ぶ心の叫びが聞こえてね」



ロク「誰も呼んでねぇよ



ロクサスは冷たいツッコミを気にすることもなく、クジャは腕を組んでティーダを見る



クジ「さて、何かお悩みのようだね?僕に話してごらんよ」



ティダ「え?あぁ…数学の時いつも寝ちゃうって話のことか?」



クジ「なんだそんなことかい。てっきり世界征服するならどの国から乗っ取ればいいのか悩んでるのかと思ったよ」



ティダ「誰もそんな物騒なこと考えてないし



クジ「居眠りか………そうだねぇ…」



クジャは顎に手を当てて考える。すると、何か思い付いたのかティーダに向かってニヤリと笑った



クジ「居眠りするのは数学の興味が薄いためだよね?だからつまらなくなって居眠りしてしまうんだ。」



アク「あぁ、確かに興味ないから覚えるのも大変なんだよな」



ティダ「いや、まぁ……そうかもしれないッス」



クジ「だから数学の授業の時、興味のあることすればいいんだよ。君の場合ブリッツとか」



ロク「キスティス先生のビーム食らって気絶するのがオチだと思うぞ



クジャのひどい回答を聞いたロクサスには、その光景が安易に目に浮かんだ。しかしクジャは何故か満足したように笑い、アクセルは感心したようにクジャを見る



アク「にしても、お前が誰かの相談乗るとか珍しいな。」



クジ「まぁね、ちょっと放送室乗っ取ってラジオやろうと思ってさ。だから予行演習ってとこかな」



アク「は?ラジオ?」



ティダ「いやつーか全然参考にならなかったし!!!無理だって」



クジ「まぁ、君たちにも協力してもらうと思うからよろしくね。それじゃバイバ〜イ」



クジャはそう言って手を振って立ち去った。残された3人は呆然と見送り、ロクサスは呟いた



ロク「…ラジオはいいけど、あいつテスト勉強大丈夫なのか?」



アク「…さぁ」



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