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□クロ高冬のパン祭
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新年1月1日―――

日がちょうど真上に昇った正午、クロ高門前には生徒、先生が開門を待っていた



キマ「…というわけだ、今から正月恒例カレーパン祭をやる」



食堂責任者、キマリ=ロンゾはいつもと変わらぬ表情で言った

そう、クロ高では正月に餅撒きの代わりに名物のカレーパンをタダであげる、というのが恒例なのだ

しかしカレーパンの個数はわずか10個、参加者は100人以上いるため手に入れるのは至難の技である



ジタ「っしゃー行くぜ!!!」



ティダ「今年こそ絶対取るッスよ!!」



と言いながらストレッチしたり指の間接を鳴らしたりしている

当然争奪戦となるわけだが…正月早々これでいいのだろうか



キマ「カレーパンは食堂に置いてあるから持って行け

キマリの笑顔練習を受けたい奴は居残りだ」



クラ「いや誰も残らないだろ



今のツッコミに負けずに、キマリはピストルを空に構える



キマ「では合図をする、よーい……スtパンッ!!



ティダ「Σ掛け声と合ってねぇ!!!」



しかしそれに呼応するように人がグラウンドへ流れ込んでいっt「アルテマ!!(ズドーン)」


クラ「Σギャー!?



なんと開門した瞬間、どこからかアルテマが放たれ半数近く人がぶっ飛ばされた



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