*REQUEST*

□エイプリル!!
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ティダ「…んー、よく寝た〜」



とある飛空艇での朝、ティーダはいつも通り起床し背伸びをする

結構早く目覚めたため、まだ誰も起きていないようだ



ティダ「…なんだ、俺一番か…」



キマ「いや違う」



ティダ「Σうわっ!!!」



一人だと思っていたティーダは背後に現れたキマリにびっくりした



ティダ「キマリ驚かせんなよ!!あーびっくりした…」



キマ「…キマリはお前に言わなければならないことがある」



ティダ「?なんスか?」



ティーダはいつになく深刻な顔のキマリに首を傾げ、キマリの言葉を待つ



キマ「…キマリは昨日、ケーキに唐揚げを乗せて食べた」



ティダ「はぁ?



キマ「あとラーメンにコーヒー牛乳を入れて食べた」



ティダ「いや、え?は?何……」



キマ「以上だ、キマリは笑顔練習をする」



キマリはそう言うと無表情で立ち去り、ティーダは一人ぽつんと残される



ティダ「…なんなんだ一体…」



ティーダは一人戸惑い、呟いたのだった














キマリの意味不明発言にティーダは思い悩みながら飛空艇の通路を歩いていた



ティダ「…まぁ…キマリはたまに意味わかんないし……
「ちょっと」

わっ!?」



今朝同様、背後から声をかけられてティーダは驚く

声をかけたのは朝ごはんを作りに来たルールーだった



ティダ「ルールー、それがさ…キマリのやつが」



ルー「あ、そうそう
今日の朝ごはんは昨日倒したオチューよ」



ティダ「Σオチュー!!?気持ち悪っ!!!
いやつーかどう食う気ッスか!!?」



ルー「それはやっぱり刺身でわさび醤油でしょ」



ティダ「どんだけグロテスクな朝ごはん!!?普通の飯は!!?」



ルー「何よ、私の朝ごはんが不満なの?ほら早起きしたなら手伝いなさい」



ティダ「いや、え?本当に…?」



ルー「当たり前じゃない」



うろたえるティーダにルールーはさも当然のように朝ごはんの支度を始める



ティダ「じょ、冗談っ…!!」



ティーダはなんだか変なルールーが怖くなり、その場から逃げ出した



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