*REQUEST*
□機関の夏休み
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存在しなかった城―――]V機関の根城であるそこにも、夏という季節がやって来た
とにかく暑い、まー暑い
ゼム「…ということで、どこか涼しい世界に行こう」
円卓にて、ゼムナスが威厳のある声でメンバーに言い放つ
デミ「俺賛成!!絶対賛成!!!このままだと暑くて死ぬ!!」
シグ「今回ばかりはナスの意見に賛成ってハナシ」
機関メンバーが珍しく、ゼムナスの意見に頷いていく。全員暑さに苦しんでるのだ。
しかし、賛成しない男がただ一人…
サイ「馬鹿言うな、任務はどうする気だ貴様ら」
そう、サイクスである
サイクスには暑さなど任務に関係ないのだ
ゼム「私が許可しよう」
サイ「貴様の許可に価値など無い」
ゼム「Σ!!?」
一応リーダーであるはずのゼムナスにサイクスは冷たい一言をくれてやった
ゼムナスはガックリと落ち込んだ
アク「でもよサイクス!!今年は暑すぎだって!!こんなんで任務行ったらマジで死んじまう!!」
サイ「だから俺が夏バテしないようにトマトを育てているんだ、昨日も6個夕飯に出しただろう」
アク「そんなんで任務に行けるわけねーだろ!!殺す気か!!!」
アクセルに続き、全員サイクスを必死で説得する、目が怖い
しかし、それが効いたのかサイクスは手に顎を乗せて考える素振りをする
サイ「……なら明日、今日の全員の任務を誰かがこなせ、なら許す」
ロク「ほんとか!?」
デミ「よっしゃー!!今日の任務なし!!!」
シグ「言ってみるもんだぜ」
ゼク「流石に猛暑ですからね、任務どころじゃありません
ということでマールーシャ明日頑張って下さい」
マル「Σ何故私が!!?」
…というわけで、今日はどこかに遊びに行くことになったのだった
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