*REQUEST*

□機関の夏休み
1ページ/5ページ


存在しなかった城―――]V機関の根城であるそこにも、夏という季節がやって来た

とにかく暑い、まー暑い



ゼム「…ということで、どこか涼しい世界に行こう」



円卓にて、ゼムナスが威厳のある声でメンバーに言い放つ



デミ「俺賛成!!絶対賛成!!!このままだと暑くて死ぬ!!」



シグ「今回ばかりはナスの意見に賛成ってハナシ」



機関メンバーが珍しく、ゼムナスの意見に頷いていく。全員暑さに苦しんでるのだ。
しかし、賛成しない男がただ一人…



サイ「馬鹿言うな、任務はどうする気だ貴様ら」



そう、サイクスである
サイクスには暑さなど任務に関係ないのだ



ゼム「私が許可しよう」



サイ「貴様の許可に価値など無い」



ゼム「Σ!!?



一応リーダーであるはずのゼムナスにサイクスは冷たい一言をくれてやった
ゼムナスはガックリと落ち込んだ



アク「でもよサイクス!!今年は暑すぎだって!!こんなんで任務行ったらマジで死んじまう!!」



サイ「だから俺が夏バテしないようにトマトを育てているんだ、昨日も6個夕飯に出しただろう」



アク「そんなんで任務に行けるわけねーだろ!!殺す気か!!!」



アクセルに続き、全員サイクスを必死で説得する、目が怖い

しかし、それが効いたのかサイクスは手に顎を乗せて考える素振りをする



サイ「……なら明日、今日の全員の任務を誰かがこなせ、なら許す」



ロク「ほんとか!?」



デミ「よっしゃー!!今日の任務なし!!!」



シグ「言ってみるもんだぜ」



ゼク「流石に猛暑ですからね、任務どころじゃありません

ということでマールーシャ明日頑張って下さい」



マル「Σ何故私が!!?



…というわけで、今日はどこかに遊びに行くことになったのだった



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ