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□機関の夏休み
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とにかく暑さから確実に逃れられるであろう、ランド・オブ・ドラゴンに向かうことになった

メンバーは全員空港から飛行機に乗り込み、今飛び立ったところだ



シオ「わぁ、見て見てロクサス、アクセル!!雲が近いよ!!」



ロク「すごいな!!」



アク「ちょ、お前ら騒ぐな
あー気持ち悪ぃ……」



シオンとロクサスは窓からの光景にはしゃいでるが、アクセルはそんな二人を横目に顔が青い



ロク「なんだ、乗り物酔い?」



シオ「えー…」



ロクサスの問い掛けにアクセルはゆっくりと頷く、するとシオンはつまらなさそうに唸る



シオ「大丈夫だよ!!アクセルは乗り物酔いするほど繊細じゃないから、きっと勘違い」



アク「お前俺を何だと思ってんだ?あー何で飛行機なんかに乗らなきゃならないんだよ…」



ロク「今更だけど、闇の回廊使った方が早くね?てか飛行機で別世界に行けるのか?」



シオ「何言ってるの!!旅行といえば飛行機でしょ?飛行機にはね、空を飛べない人間の夢とロマンがたくさん詰まってるんだよ!?」



ロク「知らねーよ、そんな大層な乗り物」



アク「つーか俺達人間じゃないから、ノーバディだから」



シオ「何だとー!!この赤ウニ!!!」



アク「ギャァァァ!!やめろ揺するな吐くって!!!」



シオンはテンション急降下中のアクセルの肩を揺する、アクセルの顔が真っ青だ

しかもロクサスは助けようとするわけでもなく窓の外を見ていた



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