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□イカ厄日
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朝9時30分ーーーとっくに1時間目の授業が始まっている時間、A組教室前には廊下に立っている生徒が二人いた。



セフ「くっ、私としたことが……」



クジ「ふふ、無様だねぇ、お似合いだよイカ長」



セフ「貴様も同じだろうが



A組イカ長ことセフィロスとクジャである。今日二人は珍しく大遅刻してしまい、罰として廊下に立たされているのだ。運の悪いことに犬猿の仲の二人である




クジ「大体寝坊とか理由もベタだし面白くもなんともないよね、阿呆イカのくせになんでそこでボケないかな!?まぁ君のセンスなんてたかが知れてるけど」



セフ「何をォォォ!!?貴様私の本気を知らないな!?本気の私は扇子などボッキリいけるのだぞ!!!」



クジ「いやそっちのセンスじゃないし



セフ「というか貴様も寝坊だろうが!!!人のこと言える立場か」



クジ「はぁ!?ちょっと勘違いも甚だしいね!!僕が寝坊なんて低次元なことするわけないじゃないか!!!イカと一緒にするな!!」



セフ「何?じゃあ何で遅刻したんだ?」



セフィロスがそう問いただすと、クジャはふんっ、と鼻を鳴らすと悲しげに俯いて黙ってしまった…………



クジ「……それが……………



…………髪に枝毛が増えて……それを切っていたら…遅刻してしまったんだ……っ!!」



セフ「溜めた割にものすごくしょうもない!!!



思わずツッコミを入れるセフィロスをクジャはカチンときたらしく睨み付ける



クジ「しょうもない!?しょうもないだって!!?君にはわかんないのかい!!人が必死に丁寧なシャンプーしたり良いトリートメント使ったりして気を使ってるのに髪の毛が傷んでた時の絶望感!!!」



セフ「知らんな」



クジ「こんのォォォォォ!!!自分がストパーだからって調子に乗ってんじゃないよ母さんいないと何もできないマザコンイカのくせに!!!」



セフ「何だと貴様ァァァァァ!!!そこに直れ!!!叩き斬ってくれる!!!」



セフィロスが正宗を構え、クジャが魔法を撃とうとしたその時…A組教室の扉がガラッ、と開いた



キス「うるさいわァァァァァ!!!授業妨害してんじゃないわよ!!!」(キュイン!!!)



セフ&クジ「Σごふぁっ!!?



数学の授業をしていたキスティスに目からビームをくらうセフィロスとクジャだった



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