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□ボケ達の祭典
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すっと晴れ渡った11月の空ーーー冬も近くなってきた時期のため、そろそろ寒くなってきていた

そんな土曜の午前、休日にもかかわらず、学校へ向かう生徒が二人いた



クラ「うぅ寒い…何で休みに学校なんか…」



スコ「ラブレターをもらったからだな」



クラ「いや、これさ、本当にラブレターなのか?」



クラウドは一通の手紙を取り出す。今朝部屋のドアの前にこれが置いてあったのだ。中の手紙には「あなたが会いたいのは私♪早く学校に来てね☆」という怪しすぎる内容が書かれていた。

無視しようかと思ったが、2枚目の手紙に「来なかったら、こないだ君が教室の鉢植えを落として割ったことをエアリスに伝えます」と脅してきたので行くことにしたのだ。エアリス怖いし



クラ「スコールも手紙もらったのか?」



スコ「あぁ、来たらミスドのクーポン券をもらえるらしいから、早くポイントも貯めたいし」



クラ「なにその女子みたいな理由!?お前も暇人だな」



スコ「貴様も同じようなものだろが」



そんな言い合いを続けていると、いつの間にか校門前に到着していた
休みなのに何故か開門しており、グラウンドに入る



クラ「…誰か学校にいるnーーーズボォッ!!!

Σギャーーー!?」



スコールより前を歩いていたクラウドは、運悪く何故かあった落とし穴にはまってしまった



スコ「何をしてるんだ阿呆が」



クラ「いってて…何でこんなとこに落とし穴が…」



と、体を起こすと…急に大音量で音楽が流れ出した。よく聞いたらプリ●ュアだ



クラ「Σプリキ●ア!!?」



ティ「行くわよみんな!!!」



ティファのそんな声が聞こえて上を見上げると、ティファ、エアリス、リノア、ダガー、ユウナのA組ガールズがノリノリでポーズを決めてこちらを見下ろしていた



「「「「「5人はプ●キュア☆マックスハート参上!!!」」」」」



満面の笑みでこちらを見てくる。クラウドはツッコミを忘れぽかん、としていた。スコールも呆然としている



エア「大変!!クラウドが穴に落ちたわ!!!」



ティ「クラウド大丈夫!?すぐ私達プリ●ュアファイブスターズが助けるから!!!」



クラ「さっきと名前変わってないか!?というかえ、何!?どうしたんだお前ら!!!」



リノ「ティファ!!ラジカセ準備オッケーだよ!!」



ダガ「イフリート召喚!!えいっ」



ユウ「スタンドマイクも置いたよ」



クラ「Σ全然助ける気ないだろ!!!ライブコンサート!!?」



するとティファはスタンドマイクの前で可愛くポーズを取り、キューテ●ーハニーを歌いだした



クラ「プリ●ュアじゃないんかいィィィィ!!!そこまでやっといて!!!」



後ろ4人もキレのあるバックダンスを披露する
イフリートが度々演出で炎を吐いたり迫力満点である



ティ「ハニーフラッシュ♪…………」



歌が終わったらしく音楽が止まり、ティファ達は動きを止め、何も言わずに黙ってクラウドとスコールの様子を見る

クラウドは何かいたたまれない空気に困った



クラ「あ、あのティファさん……?」



ティ「…ふん、この根暗チョコボ」



クラ「Σえぇ!?何で怒ってんの!?」



リノ「もう!!スコールもだよ!!!何なのその無愛想意味わかんない!!」



スコ「意味わかんないのはこっちなんだが



先程とはうってかわって、5人のプリキ●アガールズはぶーぶー文句を言いながら、その場を立ち去った。

全く訳がわからずぽかん、としているクラウドと、リノアの言葉が若干ショックで落ち込むスコールだけがあとに残されてしまった


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