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□ボケ達の祭典
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スコールに落とし穴から引っ張りあげてもらい、二人は校舎内に入った
スコ「ここに手紙を出したクーポン券犯人…いや、手ポン犯がいるんだな」
クラ「どんな略し方だよ、全然意味が伝わらないし」
そんな会話をしながら廊下を歩いていると、ふと目の前に看板が立っており目を向けた
クラ「なんだ?…"ここに入れ"って書いてあるけど」
スコ「ここか」
クラ「ちょ、いきなりか!?おい待て!!」
明らかに怪しい看板だったがスコールは臆せず指示された会議室に入り、クラウドも慌てて付いていく
中はカーテンで光が遮られており、電気も付いていないため薄暗かった
クラ「なんだ?ここ……」
不自然な部屋を見回しながらクラウドが呟いたその時……突然音楽が流れた
クラ「うわっ、またか!!」
スコ「おい、誰か来たぞ」
前方でガラッ、と教室の引き戸が開くとクロ高制服に蝶ネクタイを付けたジタンがマイク片手に飛び込んできた。スポットライトが当てられる
ジタ「さぁ始まりましたクロ高ステューデントコレクション!!!本日のファッションショー、トップバッターはこの方!!!」
ジタンは自分が入ってきた入口を指した、スポットライトもそちらに移動している。雰囲気はモデルのファッションショーだ
そして入ってきたのは、マダムみたいな高級ドレスやらアクセサリーやらで着飾ったクジャだった
クラ「Σ何で女装!?」
モデル歩きでこちらに決め顔を向けるマダムクジャにかなりイラッとするが、まだ来るらしくライトが移動した
カー●ィの着ぐるみを着たヴィンセントが同じくモデル歩きで入ってきた
クラ「Σカ●ビィ!!?ファッションっつーかコスプレじゃん!!」
スコ「貴様ァァァ!!!マ●オからカー●ィに寝返ったか!!!もう貴様にはウチのファミコンマ●オに会わせん!!!」
クラ「お前はマ●オの何なんだよ」
そんな会話をしていると、またライトが入口に移動した。アーロンがクロ高制服で入ってきた
ただしサランラップで作った竹馬に乗って歩いてきた
クラ「もうファッションショー関係ねぇじゃねぇかァァァァァァ!!!」
我慢出来なくなったクラウドは、アーロンの竹馬に飛び蹴りを食らわした。それは呆気なく崩壊し、アーロンもそのまま床に転げ落ちた
ジタ「おいクラウドー、騒ぐのはいいけど乱入したらファッションショーが台無しだろ?」
クラ「キャスティングの時点で台無しだろうが!!!どこの世界に女装とカー●ィのファッションショーが存在するよ!!!」
アロ「おい、何故俺を入れていない。俺の力作について何か無いのか」
クラ「何が力作だ!!!お前が一番意味わかんねぇんだよ!!!ラップって竹馬にする道具じゃないからね!!!」
ツッコミを爆発させるクラウド、横ではスコールとカ●ビィコスのヴィンセントが何か言い争っている。
するとクジャが不服そうにこちらを睨み付けてきた
クジ「にしても、ほんと呆れちゃうね。君は仏頂面かツッコミしか能がないのかい?チョコボの方がよっぽど有能だよ」
クラ「え、なんかすごい罵倒された」
両手を軽く広げて大袈裟に首を振ると、クジャはこちらに背を向ける
クジ「失敗したみたいだし、僕は帰るよ。化粧直さなきゃ」
アロ「徹夜して作ったと言うのに…時間の無駄だったか」
クジャやアーロンに続いて、勝手なことを言いながら4人は出ていった。
何の話かわからないまま、クラウドは呆然と見送ったのだった。
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