*REQUEST*
□機関deオールナイト
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本番5秒前ーー!!4、3、2、1………
シオ「さぁ皆さんこんばんはー!!今夜もやって来ました『機関deオールナイト』!!」
明るいスタジオの中、ジャジャーンという賑やかな音楽が流れ、番組が始まった。マイクを持つシオンは拍手するが、隣で同じようにマイクを持つアクセルは、少し考えてからシオンを見た
アク「今夜も…って今回一回目だろ」
シオ「うるさいよ、ちょっと黙って
…さてさて、司会進行は私、シオンと人呼んで赤ウニ、アクセルです!!!」
アク「おい誰が赤ウニだ。なぁロクサス!!お前司会代わってくれ!!」
ロク「嫌だ、俺カメラマンだし」
セット外からカメラを構えてるロクサスは光の速さで断った。それに構わず、シオンは進行を始めていく。
シオ「えーっと、この番組の趣旨を説明します。今から、私達機関員の考えた企画を発表していき、視聴者の方々に投票してもらい、一位を決めたいと思います!!」
アク「いや視聴者ってダスクしかいないんだけど」
シオ「ではでは行きましょう、オープニングソングを歌ってくれるのはこの方!!」
アク「Σシカト!!?」
シオンが手を挙げると、目の前の大きなモニターにギター持つデミックスが映し出された。
デミ「よーみんなーー!!!今日は俺の生ライブ来てくれてサンキュー!!!」
笑顔で客席に手を振るデミックス。しかし客席にいるのはダスクだけだったため返る声はない。散歩中のじーさんとかすらいない
デミ「さぁまずは一曲目行っくぜー!!曲は"ダスクしかいない椅子"……」
そうして静かにギターの旋律が流れた………
シオ「…いやー会場盛り上がってますねー!!熱気がここまで伝わってきます♪」
アク「どこどう見たら盛り上がってんだよ、寒いだろこんな光景!!!何悲しくてダスクの前でライブしてんだあいつ!!!」
ロク「つーかこの曲名……ダスクしかいないこと自覚してんならやめればいいのに」
何故かノリノリのシオンとツッコミを入れるアクセル、ロクサスはカメラを持ちながらげんなりしていた。
モニターの中では、激しくギターを掻き鳴らすデミックスと、椅子座るどころかステージやら観客席やら破壊し始めているダスクがいた。
シオ「さてさて、それでは次の企画に行ってみましょー!!」
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