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□桃太郎物語
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―――桃太郎と名付けられた赤ん坊はすくすくと育ち、たくましい青年となりました
そして…ある時鬼退治の貼紙を見ました
アク「…おじいさん、おばあさん
俺鬼退治に行ってくる」
サイ「そうか…おーいお茶持ってこい」
ゼク「なに命令してんですか
あ、鬼退治行くならついでにねぎ買ってきて下さい」
アク「本気でどうでもよさそうだな
何か言うことねーのか!?ねぎ以外で!!」
あまりに軽い言い草に桃太郎は思わずおじいさんとおばあさんにツッコミを入れました
アク「つーかおばあさん、きびだんごくれよ」
ゼク「きびだんご?いいですよ
この間スーパーで100%オフの時に買い溜めしたものでよろしければ」
アク「よくそんなセールやってたな
100%オフってタダじゃねぇか、しかも手作りじゃなくて買った物かよ」
桃太郎は微妙に思いましたがおばあさんからきびだんごを受け取り、懐にしまい込みました
そして…ついに桃太郎の冒険が始まりました!!!
鬼退治にも仲間が必要だ
そう考えた桃太郎はまず初めに仲間集めをすることにしました
アク「どこかにいいやついねぇかなー」
桃太郎が辺りを見回します
その時、近くを犬が通り掛かりました
チャンスに思った桃太郎は早速声をかけます
アク「なぁそこの犬、ちょっといいか」
ロク「あ、すいません忙しいので」
アク「いや、ちょっとだけだから」
ロク「なんだよ忙しいっつってんだろ
警察呼ぶぞコラ」
アク「Σえぇーー!!?ちょっと声かけただけだろ!!?」
不審者扱いされて焦る桃太郎、なんとか犬に弁解しました
アク「とにかく鬼退治に付き合ってくれよ」
ロク「めんどい、ドラマの再放送見なきゃ
…ひろしが取るのは美和子か携帯充電器か」
アク「え、何そのドラマ」
ロク「知らないの?"君の瞳にカンパイ〜あなたの充電器になりたい〜"だよ」
アク「知らねぇよ、そんなわけわからんタイトルのドラマ」
ロク「まぁ録画したからいいんだけど
アイス頂戴」
アク「素で欲しいもの言ってんじゃねェェェェ!!そこはきびだんごにしろ!!」
桃太郎はなんとかきびだんごで犬を仲間にし、旅を続けました
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