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□Clover Quest X
《前編》
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さぁ…目覚めよ選ばれし勇者達よ……



謎の天の声みたいなものが頭に響き、倒れていたユウナ、ティーダ、ジタン、スコール、リノア、サイファーの6人はゆっくりと起き上がる



ユウ「…今のなに?」


ジタ「なんか天の声的なものじゃないか?」



天の声じゃないアクセルだ、記憶したか?



ジタ「はぁ?アクセル!?」



サイ「何してんだお前」



今回は俺が天の声、つまりナレーションを担当することになったんだ!!



ティダ「また地味な役ッスね」



スコ「仕方ないだろう、9位だし」



何をー!!9位馬鹿にすんじゃねぇ!!いいから台本読むぞ



リノ「うんお願い9位」



ティダ「進行頼むッス9位!!」



とりあえず順位呼びを止めろ

…お前達に世界の命運は託された、世界を混沌に陥れた魔王ゼムナス…奴を倒すにはお前達の力が必要だ

どうか世界を救え勇者達よ!!!



リノ「嫌だよ、めんどくさい」



そうか行ってくれるか、ならばまず酒屋に行くといい
では、健闘を祈る!!!



リノ「いや、私嫌だって言ったよね?



ユウ「無駄だよ、アクセル台本通り読んでるだけだもん」



サイ「とりあえず酒屋に行こうぜ、すぐそこにあるんだし」



それ以降天の声は聞こえなくなり、勇者6人はとりあえず近くの酒屋に行ってみた



カランカラーン♪



ティ「あらいらっしゃい」



酒屋に入ると店主ティファが笑顔で迎えてくれた



ジタ「俺達ここに行けって言われたんだけど…これからどうすりゃいいんだ?」



エア「まずは、教会に行ってみて?」



ジタ「教会?」



看板娘エアリスは麦茶を差し出しながら言う、ちなみに麦茶の横に"一杯300ギル"と書かれたメモがあったが…見なかった事にした



ティ「職業を決めるのよ、自分にピッタリの職業になれれば魔王だってイチコロよ」



エア「きっと長老も力になってくれるわ!!」



ティダ「じゃ、教会に行ってみるッス」



ティ「それじゃ酒代2000ギルになります」



ティダ「Σいや俺達飲んでないだろ!!?」



ティ「ちっ」



ティファは舌打ちし、勇者一行は払わされる前に教会に向かったのだった



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