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□ある日の二人
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雪の降る寒い今日この頃、飛空艇の食堂である二人がだべっていた



穏やかな日光を浴びながら朝食であるソーメンを食べるアーロンとそれを怪訝そうに眺めるティーダである



アロ「どうした、腹でも痛いのか」



ティダ「いや、あんたよくこの寒い日にソーメン食えるな

あんたこそ腹痛くするぞ」



アロ「何を言っている、伝説のガードが腹痛など起こすわけないだろう」



ティダ「(きっと起こすだろうな)」



そんな事を思いながらテーブルに肘をついて眺める



ティダ「なんか見てたらラーメン食いたくなってきた」



アロ「いやソーメンのが絶対いい
俺のマイブームだ」



ティダ「よりによって真冬にかよ
つーかそれ見てたら涼しくなるんだけど!!ただでさえ寒いのに」



アロ「よかったな、風流ではないか」



ティダ「この季節にそんな風流必要としてねーよ



流石に朝だからか、ティーダはテンション低くツッコミを入れる



きっぱり断言されてもアーロンはズルズルと麺をすする



アロ「というか一つ聞いていいか」



ティダ「……何?」



こいつの事だ、絶対しょうもない事に決まっている


そうは思っていても一応耳は傾ける



アロ「俺は今年グラサンキャラで通そうと思うんだ」



この時点で聞く気を無くすが取りあえず聞く



アロ「しかし、これでは飯が上手く食えん
グラサンを外すべきだろうか、どう思う?」



ティダ「知らねーよ
キャラ通すんなら我慢しろよ」



アロ「大体グラサンというのは日光から目の周りを守るためのものだ

しかしこれは厄介な代物でな、

ソーメンの汁が飛んだりして付くと見えづらくなってしまうのだ、どうしよう」



ティダ「それあんたの食べ方が下手なだけだろうがァァァァ!!!



ティーダは大声でつっこんだ


そのためか、途端に頭痛がしてきた









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