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□お花見機関
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桜咲くこの季節、]V機関では年に一度花見を行う事になっている


とはいっても今年が第一回で、やることがないため決まった行事だが(どんだけ暇人だ)


そんなわけで一同は花見の席へと向かうのだった








ゼム「おーいしっかり歩けー」



先頭でリュックサックを背負うゼムナス



デミ「しっかし俺花見初めてだ

具体的にはどんな事やるんだ?」



アク「うーん…普通に花を見てれば花見になるんじゃねーの?」



デミ「花なら毎日見てんじゃん

あいつが登場する時いつも」



デミックスはそう言ってマールーシャの方を見る

ちなみにバックに薔薇が散っている



アク「……大丈夫だ
花見はあんなウザい行事じゃねぇ」



ふと、ロクサスが後ろの方にいることに気づく



アク「おーい大丈夫か?」



どうやら寝起きのため、低血圧キングの称号を持つロクサスは元気が無いようだ



ロク「なんでこんな朝早くから行かなきゃならないんだよ…」



アク「朝早くって今11時だけど」



ロク「早いだろ!!
せめてあと14時間は寝かせろよ」



アク「お前は一日寝て過ごすつもりか!!!



ゼク「アクセル落ち着きなさい」



ゼクシオンがなだめると二人は素直に黙った


とりあえずこいつに逆らうのが一番まずいからだ



ゼム「よし着いたぞ」



ゼムナスが満足気に見るその場所は桜の木





……から100mほど離れたグラウンドだった



一同「ふざけんなァァァ!!!



ロクサス筆頭に全員ゼムナスに飛び蹴りやらリュックやらで襲い掛かる



ザル「ナメてんのかてめェェェ!!!こんなとこで酒が飲めるわけねーだろ!!!」



デミ「ふざけるのはナスだけにしろよ」



ゼム「ぐふっ…待て落ち着け、これには理由があるのだ

私は本当はアクセルとロクサスに場所取りを頼もうとしたんだ」



ロク「は!?俺?」



アク「でもそんなこと一言も聞いてないぜ」



ゼム「当たり前だ、言うの忘れたからな」



アク「テメーが悪いんじゃねぇかァァァァァァ!!!



そうしてゼムナスは数十分袋叩きにあった









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