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□修学旅行に行こう!!《前編》
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早朝、いつもよりずっと早い時間に生徒はグラウンドに並ばされる
なぜなら彼らは今日4泊5日の修学旅行の出発日なのだ
今、それの出発式の最中である
ティダ「眠いっス……ZZZ」
クラ「おい…立ったまま寝るな」
アロ「仕方ない、今日が楽しみで眠れなかったらしいからな」
レノ「小学生かよ、と」
アロ「まったく、いつまで経っても子供だ……な……ZZZ」
クラ「お前もかィィ!!」
校長《えーそれでは出発式を終わります
この後、各先生方は持ち物検査を行って下さい》
男子はゼムナス先生の元へ荷物を持って行く
普通、持ち物検査で見つかるのは煙草や酒だったり多めに持ってきたお小遣だったりするのだが、そんな物は一切なく、こんな物が引っ掛かっていた
ゼム「おいなんだこれは」
アロ「5日分のサランラップです」
ゼム「5日分って貴様…サランラップなんて1日でもそんなに使わんだろう」
アロ「そんなことない、昼食のおにぎりで既に一箱使ってしまいました」
ゼム「Σどんだけおにぎり持ってきたのだ!!?」
アロ「いやおにぎりは2つだけですよ」
ゼム「だったら使い過ぎだバカ者ー!!」
そして引っ掛かった者はアーロンだけではなかった
ゼム「…………」
ロク「先生、早くして下さい」
ゼム「いやなんだこのアイスの量、腹壊したいのか貴様」
ゼムナスはダンボールいっぱいのアイスを指して聞く
ロク「ナメないで下さい、それでも1日分です」
ゼム「凍えるからやめろ!!…別にナメてはいない、アイスだけに」
ロク「先生、全然うまくありません」
そして女子では……
あ、女子はキスティス先生が見ています
キス「…ねぇ、これ…」
エア「お花達綺麗でしょ?まるで生きたシラウオみたい♪」
キス「生きたシラウオって…別にシラウオ絶滅とかしてないからね
あなた何、向こうで売る気?」
エア「先生もどうですか、1本1000ギルです」
キス「Σぼったくる気満々んん!?没収!!」
結局、何人かはこのように引っ掛かってしまった
ちなみにカダージュはアルバイト雑誌が見つかりました
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