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□修学旅行に行こう!!《後編》
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クジ「とにかく今諭吉が生命の危機なんだ!!」



サイ「…おい」



騒ぎを聞き付けたサイファーが声をかける



サイ「何かあったのかお前ら」



ジタ「いやーこいつが財布無くしたってうるさくて」



クジ「だから盗まれたんだって!!」



セフ「貴様こそ何をしている、迷子か?」



サイ「てめぇと一緒にすんな、俺は見回りだ

で、財布が盗まれたって?いくら入ってたんだ」



クジ「諭吉が3人ほど」



ジタ「うわまた出たよ」



サイ「なるほど、3人か…」



ジタ「通じた!!」



サイ「まぁいい、俺も手伝ってやる

風紀委員として見逃すわけにはいかねぇし」



ジタ「なぁさっきからその諭吉って何だ?」



セフ「知らんのか馬鹿」



ジタ「お前にだけは言われたくなかった



サイ「諭吉ってのは一万のことだ」



ジタ「ややこしいな!!一万でいいじゃん!!」



サイ「それで、お前に聞きたいんだが…」



クジ「なんだい?僕の野望は世界中の愚民どもを膝まずかせることだけど」



サイ「テメェの野望なんか知るか!!

そうじゃなくて財布のことだ!!落とした場所とか時間に心当たりはねぇのか?」



クジ「だーから盗まれたんだって!!

でもそうだね…心当たりがあるとしたら、今朝宿泊用カバンに入れて以来見当たらないことかな」



サイ「いやどこが盗まれてんだァァァァァァァ!!!」



サイファーは勢いよくシャウトしてスパーンとクジャの頭を叩く



サイ「お前宿泊用は全て飛空艇に積んだろうが!!」



クジ「なるほど、犯人は飛空艇の人達ということかい?」



サイ「違うわ!!テメェの落ち度以外の何者でもねぇよ

テメェの宿泊カバンに財布入れたの忘れてただけだろうがバカ野郎!!」



クジ「忘れてないよ、気づいた時にはここにいたんだから」



サイ「だったら尚更バカだ!!



ジタ「コノヤロー!!人が楽しみ潰してまで付き合ってやったのに」



セフ「人騒がせな奴だ」



と、ここで財布事件は幕を閉じると思われたその時―――



「委員長、大変です!!」



サイ「なんだ?」



風紀委員が息を切らせて言う



「僕達が乗ってきた飛空艇が強奪されました!!」



「「「「えぇ!!!?」」」」









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