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□浦島太郎物語
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―――浦島太郎は綺麗な海の中を亀の背中に乗って進んで行きます

そして竜宮城が見えてきました



クラ「…………」



竜宮城はケット・シーのデブモーグリの形をしていましたが、浦島太郎はあえてツッコミを入れませんでした


そして入口には綺麗な服を着た乙姫と3人のお付きの女の人達が出迎えてくれました



セフ「ようこそ我が城へ
絶望を贈ろうか?」



カダ「お付きの者でーす♪
母さんどこ?」



ヤズ「右に同じでーす♪」



ロズ「ここは亀での通行禁止だ
バイクはいいけど」



クラ「すいませーん!!俺帰っていいですか!?



話が進まないのでダメです



クラ「じゃキャストをもう少し考えろよ!!!
明らかにミスキャストだろ!!」



浦島太郎がなんかほざきましたが聞こえなかったことにします



クラ「(チクショー…)
…初めまして、浦島太郎です」



セフ「乙姫だ、イカ姫とか言ったら処刑だからな」



クラ「いや言わねぇから」



カダ「さぁさぁ中へご案内〜♪
母さんに手を出したら処刑だからね」



クラ「お前ら処刑ばっかだな!!
なんで招待されたのに処刑されなきゃなんないんだよ!!」



そんな殺伐とした彼女らに、浦島太郎は竜宮城に連行されました



クラ「連行とかやめてくんない」



ティ「刑務所行くみたいね、フフッ」



クラ「やめてーそんなこと言わないでくれ!!」



しかし大丈夫、竜宮城の中はまんべんなくきらびやかな装飾が施され、見るものを夢心地にさせるような刑務所でした



クラ「いや結局刑務所なのかよ!!」



浦島太郎は乙姫達に宴の席に案内されました



セフ「さてここに座れ」



浦島太郎は乙姫に促されるまま、テーブルの中央の席に座りました

テーブルには美しい海鮮料理がところ狭しと並べられていました



クラ「…なんだこれ」



テーブルには海鮮料理というより、イカそのものが皿に盛られていました



セフ「フハハハハ、どうだ、美味そうだろう?」



クラ「まったく食欲が湧かないかな









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